島産マンゴー本格出荷/郵便事業会社宮古島支店
ブランド確立に期待
2万8600箱、全国へ発送
今期宮古島産マンゴーの本格的な出荷が始まった。郵便事業会社宮古島支店は29日、初荷式を開き、初日分としてゆうパック500箱約1㌧を出荷。多くの関係者とともに今期産の初荷を祝った。同支店では今期、前年に比べて30%アップの2万8600箱を全国各地に出荷する。今期の出荷量は宮古島全体で約420㌧を予想、地域ブランドの確立に向けて出荷量を伸ばし続けている。
初荷式は同支店特設会場で行われた。下門日出男支店長は「甘くてフルーティーな宮古島産のマンゴーは、県内外で高い評価を得ている。これは生産者の情熱と栽培技術の向上に向けた日々の努力の結果」と強調した。その上で「生産者の売り上げを伸ばすため、これからもお手伝いをしていきたい」と話し生産者のマンゴーを全国の消費者へ安全に届けることを約束した。
郵便局会社を代表した下地郵便局の与那覇寛信局長は「(宮古島産マンゴーの)ネームバリューを広げ、地域活性化に寄与できれば幸い」と述べた。長濱政治副市長も激励に駆け付け「ゆうパックで全国津々浦々に宮古島産マンゴーを届けてほしい」と話した。
生産者代表の辺土名豊一さんは「全国各地で待っている消費者に迅速かつ安全にマンゴーを届けてほしい」と安全輸送を期待した。
関係者によるテープカットおよび初荷伝達が行われ、初荷マンゴーが輸送トラックに積み込まれた。集まった関係者は拍手で初出荷を祝い、マンゴー生産に伴う地域経済の活性化に期待を込めた。
試食会も行われ、オープニングセレモニーで踊りを披露した花園幼稚園の園児がマンゴーを試食。甘い果実を口いっぱいにほおばりながら、飛び切りの笑顔を見せていた。