小型EVを島内製造/市小型電気自動車製作協
13年度にも走行実証
電気自動車(EV)の島内製造が始まる。30日に発足した市小型電気自動車製作協議会を中心に13年度にも小型EVを製造、走行実証を行う。将来的にはEV製造技術を生かした事業化も検討、内外に環境モデル都市をアピールする。
スマートエネルギーアイランド基盤構築事業の中で実施。予算は一括交付金を活用し、事業期間は2014年度までの3年間。
製作協議会は、県金型技術研究センターやものづくりネットワーク沖縄をはじめ県立宮古工業高、自動車整備振興会宮古支部、宮古青年会議所、宮古島観光協会のメンバーで構成した。
30日に開かれた第1回会合で宮古島市の下地敏彦市長は「環境モデル都市で小型電気自動車を造ろう。利用者が増えれば一層エコアイランド宮古島をアピールすることができる。環境に優しい島づくりにEV車は重要。皆さんの英知を結集してほしい」と述べた。
この後、委員らは事業の趣旨や今後のスケジュールを確認し、小型EV製造に伴う環境都市形成に向けて決意を新たにした。
協議会委員は次の通り。
会長=濱元雅浩(宮古青年会議所)▽プロジェクトリーダー=佐久本睦臣(宮古工業高)▽委員=平良敏夫(自動車整備振興会宮古支部)奥平尚次(同)上里明通(宮古島商工会議所)平良秀明(同)中尾忠筰(同)池間隆守(宮古島観光協会)村井正(同)下地盛智(宮古青年会議所)富山忠彦(同)新城浩司(同)泉川達哉(県金型技術研究センター)金城盛順(ものづくりネットワーク沖縄)中村大助(同)