本村(多良間3年)県記録更新/13㍍42、22年ぶり塗り替え
中学女子砲丸投
第56回全日本中学校通信陸上競技大会沖縄大会が26日、県総合運動公園陸上競技場で行われ、共通女子砲丸投で多良間中3年の本村夏鈴が13㍍42を投げて優勝、22年ぶりに県記録を更新した。従来の県記録は13㍍21。
本村はこの大会で全国大会の出場権を得られる標準記録12㍍50の突破を目標にしていた。1~2投目は11㍍台後半、3投目は12㍍台を投げ、除々に記録を伸ばしていた。
県記録更新の投てきは4投目だった。集中力を研ぎ澄ませ、完璧なタイミングで投じた砲丸は悠々と13㍍ラインを超え、従来の県記録を20㌢以上上回る地点まで伸びた。
本村は測定の結果を聞いて大喜び。投てきするサークル内で飛び跳ねて県記録更新の喜びを表現した。記録更新について本村は「12㍍50が狙いだったけど県記録を更新できてうれしい」と笑顔。「次は14㍍台を狙って練習に励みたい」とさらなる記録更新に向けて気を引き締めた。
監督を務める手登根隼人教諭は「投げた瞬間に記録更新だと思える投てきだった。集中力と投げるタイミングがうまく重なった」と本村の投てき内容をたたえた。その上で「まだいける。九州、全国を目指して14㍍台を狙いたい」と話した。
手登根教諭による技術指導に加え、水泳や筋トレで全身の筋力強化を図って県記録を更新した本村。「全国では10位内を目指して頑張りたい」と話した。