産業・経済 社会・全般
2010年6月25日(金)15:37
ホウレンソウを初出荷/無農薬、初日は島外へ200㌔
野菜ランドみやこ
みやこ福祉会(伊志嶺博司理事長)が運営する就労継続支援A型事業所「野菜ランドみやこ」は24日、ホウレンソウ約200㌔を初めて出荷した。この日は島外に向けて出荷したが、近日中には市内でも販売する予定。
同事業所はこのほど完成した。一般雇用従業員として働く障害者15人がホウレンソウなどを周年栽培する事業所で、年間の売り上げは4000万円を目指している。
24日は「サラダほうれん草」を出荷。従業員が水耕栽培されたホウレンソウの下葉を丁寧に取り、袋に詰める作業で汗を流した。
伊志嶺理事長は「初出荷なのでトラブルも予想したが、何の問題もなく出荷することができた。ただ、これからが大切。いつも気を引き締めて、初心を忘れずに取り組んでいきたい」などと話し、初出荷を喜んだ。
出荷したホウレンソウは、冷たい養液を循環させるナッパーランドシステムという特殊な技術で栽培され、夏場の栽培も可能。収穫の3日前には真水を流してあくを抜き取るため、サラダとして食することができる。