宮高、12年ぶり全国へ/サッカー県大会
南風原を下し優勝/善平がスーパーロング弾
【那覇支社】サッカーの第91回全国高校選手権大会沖縄県大会は10日、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で決勝が行われ、宮高が南風原を1-0で破り、2000年以来、12年ぶり2度目の優勝を飾った。宮高は12月30日に東京の国立競技場で開幕する全国高校サッカー選手権大会に県代表として出場する。宮高は前半23分、善平和がロングシュートを決めると、南風原の猛攻を全員が体を張って守り抜き栄冠を手にした。
前半開始早々、宮高は南風原の猛攻を受けたが、ゴールキーパー神里美勇士の好セーブで切り抜けた。
追い風を受けて攻める宮高は、宮国泰吾が相手ゴールキーパーの動きを見てロングシュートを放つが惜しくも外れた。
しかし23分、今度は善平が放ったセンターライン付近からのロングシュートが相手のゴールネットを揺らし貴重な先制点を奪った。
その後は、一進一退の攻防が続いたが、1-0のリードで前半を終了した。
2年連続で決勝に勝ち上がり、3年ぶりの全国出場を目指す南風原は、後半に入って波状攻撃をかけたが、宮高は堅い守りで応戦。ゴールに攻め込まれ危ない場面もあったが、自分たちのサッカーで、前半に挙げた1点を死守し優勝を勝ち取った。
上間良哉監督の話 相手は個人技が高いので、1人に対し2、3人で対応するようディフェンスを徹底した。その中でチャンスを見つけ、それを逃さず攻撃に転じた結果が、前半の1点となった。九州大会の課題を克服しつなげることができたので百点満点の試合。常に地域の人たちに育てられてきたチーム。全力プレーで全国につなげることができた。地域の人たちに感謝したい。
洲鎌勝汰キャプテンの話 試合が終わってしばらくしてから国立にいけるのだと実感が沸いてきた。ピンチになっても落ち付いてプレーするよう一人一人に声を掛けて試合をした。全国大会までには、チームと個人のレベルアップを図り臨みたい。