小学「統合から除外」/学校規模適正化
西辺学区で見直し案説明会
西辺学区を対象とした市教育委員会による学校規模適正化素案(見直し案)説明会が12日夜、西原地区公民館で開かれた。保護者や学校関係者ら約40人が参加。同小中学校ともに2018年度をめどに統合だった当初方針から、「中学校は統合を検討」、「小学校は統合検討対象から除外」と見直しされたことから、同素案への反対意見は挙がらなかった。
教育委員会の当初基本方針では、北部地区の学校規模適正化については18年度をめどに中学校は▽池間▽狩俣▽西辺-を1校に。小学校は▽池間▽狩俣▽西辺▽宮島-を1校に統合するとしていた。
しかし、見直し素案では、中学校は3校統合から「狩俣を西辺に統合することを検討する」、小学校は「宮島を狩俣へ統合することを検討する」、池間学区は「幼小中連携した教育を推進する」へと変更された。
参加者から小学校の見直し素案に西辺が明記されていないことについて川満弘志教育長は「通学にかかる負担や、池間小中学校校舎が建設され10年間は用途変更ができないことなど地域事情を考え、様子を見ることを提案している」と説明した。同説明会は今後、22日に西城、26日は宮島、30日には城辺の各学区で開催される予定。