生活環境部を新設へ/宮古島市
2013年度から組織を改編/統廃合で2課6係削減
宮古島市は2013年度から、現在の福祉保健部を福祉部に変更し、新たに生活環境部を設置するなどの組織・機構の改編を実施する。福祉保健部の環境保全課を廃止し、生活環境部に環境衛生課を新設するほか、同部に環境施設整備室、健康増進課、国民健康保険課、総務部の市民生活課などを移管する。課・係の一部統廃合も行われ、全体で2課6係が削減される。
新設される生活環境部には、地域振興を担うまちづくり振興班と、環境部門を一元化し市全体で効率的な環境保全に取り組む環境衛生課、伊良部生活環境室を設置するとともに、総務部から市民生活課と城辺、上野、下地の各支所を、福祉保健部から健康増進課、国民健康保険課、環境施設整備室を移管する。
環境衛生課には自然環境係、環境企画係、環境衛生係が置かれるほか、上下水道部下水道課から地下水保全係を移管。現在ある国民健康保険課の賦課係と徴収係は統合して、賦課徴収係を設置する。
福祉保健部は生活環境部の設置に伴い、環境保全課を廃止、健康増進課と国民健康保険課、環境施設整備室を生活環境部に移管し、名称を福祉部に変更。社会福祉法人許認可や監査など県からの事務権限委譲に伴う業務増加に対応するため、新たに福祉監査班を設置するほか、介護長寿課の介護指導係を介護給付係に統廃合する。
企画政策部では企画調整課の地域振興係を廃止、建設部では都市計画係と住宅係を統廃合し、都市・住宅整備係を設置。伊良部支所では市民福祉課の名称を市民課に変更する。
生涯学習部は、現在、課長級が館長を務めている城辺、上野、下地、伊良部の各公民館を中央公民館の下に置き、補佐級を館長に配置する。上下水道部では工務課の給水係、管理係、漏水防止係を統合し工務係を設置するほか、下水道課の業務係と工事係を管理係に統廃合。議会事務局では庶務係を議事係に、農業委員会では庶務係を農政係に統合させる。
組織・機構改編により、現在ある76の課と157の係は、13年度には74課、151係となる。
13年度の市組織・機構の改編内容については、15日に市役所平良庁舎で開かれた市行財政改革推進本部(本部長・長濱政治副市長)で審議された。その中では、市役所窓口業務の民間委託実施に向けた取り組みを行うことも確認した。