物作りの楽しさ実感/市生涯学習フェス
きょう32団体が舞台発表
第8回宮古島市生涯学習フェスティバル(主催・市教育委員会)が17日、市中央公民館で開幕した。各団体が活動成果をパネルや写真で紹介したり、体験コーナーでは物作りなどを通して親子が絆深めた。18日は、同会場で32団体による舞台発表が予定されている。
フェスティバルのテーマは「学び育てる文化のまち みゃ~く(宮古)」。市民一人一人の学習活動への参加を促進し、生涯学習への一層の振興を図ることを目的に毎年開催されている。
提示部門には13団体が参加。市企画政策部と働く女性の家は「男女共同参画展」と題し、4コマ漫画を展示。性別にかかわりなく人権を尊重しながら、個性と能力を発揮する社会の実現を訴えた。
市老人クラブ連合会は、主催事業の運動会やゲートボール大会、リーダー宿泊研修会などの活動状況を写真で紹介。高齢者が参画する社会づくりをアピールした。
宮古青少年の家は、子供たちの通学合宿や星座観察会、野外活動少年団などを写真とビデオ放映で紹介。自然との触れ合いで、健全育成を図る同施設の意義をPRした。
物作りコーナーや実験教室は家族連れで大にぎわい。佐良浜小放課後子ども教室は、愛媛県から送ってもらったどんぐりを使いアニメキャラクターを作った。
代表の仲間ひとみさんは「最近の子供たちは、塾や部活で忙しい。そんな中でも物作りを通して子供と地域の人たちが触れ合う時間をつくることが大切」と同教室の活動の意義を話した。
宮古工業高校はロボット体験コーナーを設置。県アイデアロボットコンテストでアイデア賞を受賞したロボットの実演で人気を博した。
この日披露されたロボットは、空き缶を最大14個まで積み上げることができる。製作者の一人、石垣拓哉君(3年)は「将来は、道路に落ちている空き缶を拾い集めるロボットとして活躍できれば」と話した。
小、中学校の理科の教諭でつくる宮古地区理科教育研究所は、液体窒素やドライアイスを使った実験を通して子供たちに科学の楽しさを広めた。