中学統合に賛同意見/学校規模適正化
市教委、西城学区で説明会
市教育委員会の学校適正規模化に向けた「基本方針見直し素案」の西城学区説明会が22日、西城中学校体育館で行われた。川満弘志教育長が宮古島市の小中学校を取り巻く状況や城辺地区児童生徒数の推移などを報告した上で、素案の説明を行った。説明を受けた保護者らからは中学校の統合については賛同する意見が出され、反対の意見は出ず、「新しい中学校は西城に建設してほしい」との要望も出された。
城辺地区での見直し案は福嶺中、城辺中、西城中、砂川中の4校を2021年度までに新設する1校に統合するという内容。小学校については児童数の推移や中学校の結果を見守り検討するとしている。
説明会では参加者から「地域から学校が無くなるのは寂しいが中学校の統合については賛成なので進めてほしい」「西城地区の子どもの人口推移予想は他の地区と比べて安定しているので新しい学校は西城に建設してほしい」などの意見が出された。
統合した場合の新中学校の建設場所について、川満教育長は「城辺地域住民の生活動線などを考慮しながら場所は決定されると思う」と述べた。
さらに、参加者からは「統合に向けたもっと具体的なスケジュールを示してほしい」「統合予定の4学区の合同説明会は予定しているか」などの質問が出された。
川満教育長は「現在は説明会を開催して地域の人たちに理解を求めている段階なので合意を得られれば今後の具体的なスケジュールを示せると思う。合同説明会は当然開催する予定」と説明した。