宮古島市、総合12位/県民体育大会
那覇市が3連覇達成
宮古島市と石垣市を主会場に開催されてきた第64回県民体育大会秋季大会が25日、閉会した。14市郡が19の採点競技で競い合った結果、男女総合、女子総合ともに那覇市が1位を獲得し3連覇を達成した。八重山郡は男女総合躍進賞を受賞。地元開催で活躍が期待された宮古島市は、男女総合で前年度の13位から1位ランクアップの12位にとどまったほか、女子総合では14位と前年度の13位から順位を一つ落とす結果となった。
大会閉会式は25日、市陸上競技場で行われ、仲皿正伸大会委員長から、男女総合と女子総合優勝の那覇市チームの選手に賞状と優勝杯が、男女総合準優勝の国頭郡と同3位の中頭郡、女子総合準優勝の島尻郡と同3位の沖縄市、男女総合躍進賞の八重山郡には賞状が贈られた。
神谷育雄大会副会長は「先島開催の今回、素晴らしい大会となった。来年は那覇市の3連覇を阻止する市郡が出てきてほしい」と選手らに呼び掛けた。
今大会では、先行開催されたゴルフ競技を含め7競技が宮古島市で、9競技が石垣市で、2競技は沖縄本島で、ラグビー競技は1、2回戦を宮古島で、準決勝、決勝は本島で開催した。
宮古島市は、バスケットボール男子が昨年に続き連覇を、バレーボール男子は3年ぶりに制覇と、いずれも石垣で行われた競技で優勝したが、宮古島開催の競技での優勝は、陸上の30代男子走幅跳、同円盤投、一般女子走高跳のみ。上位入賞が期待されていたハンドボールと軟式野球は2回戦で、ラグビーは初戦で姿を消す結果となった。
宮古島市体育協会の本村博昭会長は「選手たちは一生懸命に頑張ってくれた」と健闘をたたえながらも、「先島大会ということで上位入賞を目指してきたが、ホームでの競技が予想以上にふるわなかった。この結果を真摯に受け止め、次年度に生かせるような選手育成に努めなければいけないと実感している」と語った。