危険ゼロ目指し全力/宮古地区安全大会 安全第一を再確認
全国安全週間(7月1~7日)を前に「みんなで進めようリスクアセスメント めざそう職場の安全・安心」のスローガンを掲げた宮古地区安全大会(主催・県労働基準協会宮古支部など4団体)が15日、市中央公民館で開かれた。企業の安全衛生担当ら約90人が参加。指差呼称でリスクアセスメント(労働災害防止のための先取り型対策)を誓い、安全第一を再認識した。
大会では「労使が一致協力し、労働災害につながるリスクの低減を図り、危険ゼロを目指し全力で取り組む」などを盛り込んだ大会宣言文を採択した。
宮古地区の労働災害は2009年は前年より6人少ない23人に減少し、死亡災害は前年に引き続きゼロだった。今年に入ってから死亡災害は発生していない。しかし5月末現在、休業4日以上の災害は13人で、前年同月末の12人より1人増加しているとして、安全対策が指摘された。
主催者を代表して同宮古支部の友利寛忠支部長が「労使が一体となり、リスクアセスメントに取り組み、安全・安心で快適な職場をつくってください」と述べた。
次いで宮古労働基準監督署の立岡成敏署長は「予防的手段で安全を先取りし、安全・安心の効果を上げてください」と激励した。
次いで同監督署の久場健滋安全衛生係長が、熱中症予防について説明。その中で「これか熱くなる。積極的に水分や塩分の補給
を」などと促した。
沖縄電力研究開発部の玉城正裕部長は「沖縄電力における取り組み」と題して特別講演した。