比嘉大吾(宮工)、フライ級連覇/高校ボクシング
狩俣綾汰(宮総実)はピン級制す
ボクシングの県高校選手権大会はこのほど、沖縄水産高校で各階級の決勝を行い、フライ級に出場した宮工の比嘉大吾(2年)が優勝して連覇を達成、ピン級では宮総実の狩俣綾汰(2年)が勝ち、2階級を宮古勢が制した。比嘉は来月25日から始まる九州大会に県代表として出場。ライトフライ級で優勝を目指す。
比嘉は決勝で宜野座の平田貢大と対戦。11-2の大差で判定勝ちを収めた。
比嘉は「結果としては優勝だが内容は不満。監督の指示通りのボクシングができず振りが大きかった」と反省しきり。「もっと技術を磨きたい」と話し、優勝の喜びもつかの間、次戦を見据え気を引き締めた。
来月熊本県で開催される九州大会への出場権は今年11月の新人戦で奪取。「九州大会にはさらに技術を向上させて挑みたい」と意欲を示した。比嘉は入学当時から全国優勝を目標に練習に励んできた。「来年はこの目標を達成したい」と意気込んでいる。
一方の狩俣は沖縄水産の佐藤海夢を3ラウンド9-3で下して優勝。「監督を信じて練習してきたことが優勝につながった。宮総実では1人で練習を続けてきたけど、自分のボクシングを信じていた」と話し、初めての優勝を喜んだ。
ただ、この大会には11月の新人戦を制した沖縄尚学の與那覇大気が欠場。「春季大会で倒したい」と力強く話した。