有効求人倍率0・48倍/12年11月雇用
就職は25件増の121件
宮古公共職業安定所(岩野眞司所長)はこのほど、2012年11月の管内の雇用の動きを発表した。求職者1人当たりの求人数を示す有効求人倍率は0・48倍と、前年同月比0・01ポイント上昇し、14カ月連続改善した。県全体の0・41倍を0・07ポイント上回った。就職件数は同比25件(26・0%)増の121件となった。(以下増減は前年同月比)
新規求人数は253人(44人、21・1%増)で、3カ月ぶりに増えた。
新規求人数を増減5人以上の産業について見ると、増えたのは▽医療・福祉業91人(29人増)▽卸売・小売業43人(23人増)▽農・林・漁業20人(16人増)▽サービス業(他に分類されないもの)8人(5人増)-の4業種。医療・福祉業の求人91人のうち、83人は「有資格」を採用要件にした。
一方、宿泊業・飲食サービス業28人(23人減)、生活関連サービス業・娯楽業7人(6人減)-の2業種で減った。
月間有効求人数は612人と29人(5・0%)増え、16カ月連続増加した。
新規求職申込件数は268件(16件、5・6%減)となり、2カ月ぶりに減少した。
月間有効求職者数は18人(1・4%)増の1269人で、7カ月ぶり増加に転じた。
就職件数121件の内訳は県内が118件、県外3だった。
岩野所長は管内雇用の先行きについて「有効求人数が16カ月連続増加するとともに、有効求人倍率も14カ月連続改善しており、今後も堅調に推移していくと思われる」と見通しを示した。