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産業・経済
2013年1月7日(月)9:00

キビ製糖操業を開始/宮糖多良間工場

糖度13・18度、基準届かず/12-13年産 2万1500㌧見込む


関係者らがサトウキビの束を圧搾ラインに投入し製糖開始を飾った=6日、宮古製糖多良間工場

関係者らがサトウキビの束を圧搾ラインに投入し製糖開始を飾った=6日、宮古製糖多良間工場

 【多良間】宮古製糖多良間工場で6日、2012-13年産サトウキビの製糖操業が始まった。初日は220㌧搬入され、平均糖度は13・18度と基準糖度帯(13・2~14・4度)にわずかに届かなかった。生産量は台風の影響で大不作となった前期の1万4778㌧と比べ6700㌧以上多い2万1500㌧の平年作を見込む。操業期間は、90日前後を予定している。


 操業初日は午後1時から、工場構内で操業開始式が行われ、関係者らが操業の安全と、高品質黒糖の生産を祈念した。

 開始式では最初に、安村勇宮古製糖社長らが、キビ束を圧搾ラインに投げ入れ、スタートを飾った。

 あいさつで安村社長は「農家が丹精込めて育てたサトウキビを漏れなく製品化し、農家の努力に報いたい」と効率的な操業に決意を新たにした

 下地昌明村長は「多良間の黒糖は日本一という自信を持って、操業に励んでいただきたい」と職員らを激励。與那嶺宏明県宮古農林水産振興センター所長は、安全安心なおいしい黒糖の生産を祈念した。

 今期のサトウキビは、植え付け当初から適度な降雨に恵まれ、昨年秋口まで豊作型だった。しかし、同年9月末に襲来した台風17号の強い風を受けて、葉にひどい裂傷被害が発生し、生育を阻害された。

 初日に搬入された原料(サトウキビ)の糖度区分別の構成比は13・1度以下が48%、13・2~14・4度(基準糖度帯)が44・3%、14・5度以上が7・7%。5割以上が基準を上回った。糖度の最高は15・3度、最低は11・8度だった。

 宮糖伊良部工場は昨年12月25日に、操業を始めた。宮古本島内2工場(宮糖城辺、沖糖宮古工場)は、8日を予定。宮古地区における今期の原料生産は▽平良7万9500㌧▽城辺9万733㌧▽下地3万9000㌧▽上野3万㌧▽伊良部5万6000㌧▽多良間2万1500㌧の計約31万6800㌧を見込む。


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