1年間の無災害願う/市消防 13年出初め式
宮古島市消防本部で7日、消防職員、団員約110人が参加して2013年出初め式が行われた。ミス・ブーゲンビレアの平良ゆかりさんに下地敏彦市長が一日署長の辞令を交付した。一日署長の平良さん、下地市長らが署員、団員の特別点検をおこなった。また、日ごろの訓練の成果を披露する展示訓練や、ポンプ車によるカラー放水なども行われ、新年を迎え職員、団員が決意を新たにするとともに、向こう1年の無災害を願った。
式典で一日消防署長の平良さんが「生活環境の変化などで救急体制の高度化が求められている。救急隊員のさらなる知識と技術の向上が図られねばならない」とあいさつした。
下地市長は「消防行政を取りまく環境は、建築物の中高層化や高齢化社会などにより、救急体制の充実・強化が求められている。宮古島市は消防力の充実強化をさらに図り、市民が安心して住みよい環境づくりに努める」と式辞を述べた。
このほか宮古島市議会の平良隆議長、仲井眞弘多県知事(代読)、松田進県消防協会長(代読)が祝辞を述べた。
また、15年以上におよび消防署員、団員として勤めた5人に勤続章が授与された。
式典後は7階建ての建物の3階から出火し、多くの人が取り残されているという想定で34人の消防署員らによる展示訓練が行われた。
展示訓練は、はしご車やロープを使い屋上に取り残された人員の救助など、日ごろの訓練の成果が披露された。訓練終了間近、署員がはしご車や屋上からロープを使い降下する場面では、会場から大きな歓声が湧いた。
福里保育所とふたば保育園の幼年・少年防火クラブの園児がかわいらしい余興を披露。展示訓練で緊張した雰囲気を和ませた。