11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
政治・行政
2013年1月9日(水)9:00

「対処策、県が考えるべき」/下地市長

空自の下地島活用報道で見解


 「防衛省が2013年度予算の概算要求に、下地島空港の自衛隊活用など南西地域での航空自衛隊の運用態勢の強化のための研究調査費を盛り込む」との8日付の一部報道に対し、下地敏彦市長は同日、記者団の質問に「まったく知らない。どんな調査をいつから何をするのか、防衛省から何もないのでこっちの方が驚いている」と話した。


 下地市長は「下地島空港は県営空港であり、第一義的には県が対処策は考えるべきだと思っている。何かあれば、県や国からアクションがあるはず。県が下地島空港で何をしようとしているのかを見た上で、いろいろ考えてみたい」と述べ、現時的では静観する考えを示した。

 同空港は、「屋良覚書」や「西銘確認書」で軍事利用しないことが明記されている。下地市長は「市議会でも言っている通り、屋良覚書はこれからも順守してほしい」と県に要望するとともに、防衛省に対しては「屋良覚書を整理しない限り、調査をやったから、はい次やります(空港を利用します)という形にはならない」と語った。

 「防衛省は国防という観点でいろいろ考えているでしょう。市としては下地島空港は、国際空港化や(災害害時または紛争が起きた場合に、国際支援のための)緊急輸送基地、航空整備基地としての活用を要望しており、今後も同様に要望していく」と語った。

 第2次安倍内閣で、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)に就任した山本一太氏が12日に来県し、県内自治体の首長らと意見交換する。下地市長は「機会があれば、下地島空港の利活用について話をしたい」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!