んみゃーち宮古島へ/「リトハク号」が運行
ゆいレールで離島観光を発信
【那覇支社】県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は8日、離島観光を活性化させようと沖縄都市モノレールゆいレールの車両をラッピングした「リトハク号」の出発式を那覇空港駅で行った。関係者が出席し、離島の魅力を発信するとともに、大勢の観光客が離島を訪れるようPRした。
これは、2012年度離島観光活性化促進・公共交通機関等広告「モノレールプロモーション事業」
「沖縄離島の魅力がまるごと詰まった『離島博覧会=リトハク』」をキャッチフレーズに、県内の離島を▽宮古諸島▽八重山諸島▽久米島▽15離島-の四つのエリアに分け、それぞれ独自の魅力を発信する、各種プロモーション事業の一環。
具体的には、モノレール車両を「んみゃーち魅惑の宮古ブルー」などの文字や絵でラッピングしたり、車内のほとんどを観光PR広告で埋めたり、主要4駅(那覇空港、県庁前、おもろまち、首里)に観光ポスターの掲示、パンフレットを設置する。
出発式で県文化観光スポーツ部の平田大一部長は「沖縄を訪れる観光客や沖縄本島に住む人たちが、もう少し先にある離島に足を運ぶことで交流人口が増え、離島の元気のパワーで沖縄を活性化させる」と事業の意義を強調した。
OCVBの安里繁信会長は「多くの人に離島の魅力に触れるきっかけとなり、沖縄観光の奥行きの深さを認識してほしい」と期待を寄せた。
ミス宮古の友利みちるさんは「宮古のことを多くの人に知ってもらう良いチャンス」と笑顔を振りまきながら、利用客にパンフレットを配布し宮古観光をアピールした。
那覇空港駅でたまたま車内に乗り合わせた下地義治宮古島商工会議所会頭は「宮古の観光のためにもありがたいこと。この車両を見て宮古に行きたい気持ちになり、観光客の増加につながれば」と話した。