宮糖伊良部が初荷式
分蜜糖900㌧積み込み
昨年12月25日から操業が始まっている宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)は12日、宮古ではトップを切って千葉県に向け貨物船「よね丸」(746㌧、川上保船長、乗組員7人)に初荷の分蜜糖900㌧を積み込んだ。「よね丸」はきょう12日、平良港で宮古本島の宮古製糖城辺工場で製造した分蜜糖400㌧を積み込み計1300㌧を満載して出港する。伊良部工場では今期全体で7000㌧の出荷を見込んでいる。
伊良部工場の2012/13年産のサトキビ平均糖度は13度台で推移。今後の冷え込みで上昇すると期待されている。12日は工場で初荷式を行い、初荷の分蜜糖を積んだ大型トラックが次々と工場を出発し、長山港に到着。分蜜糖はベルトコンベアに乗せられ、接岸中の「よね丸」の船倉に流し込まれた。
安村勇社長は「伊良部工場の平均糖度は13度以上あり、予想以上の糖度と歩留まりがある。伊良部工場の今期の原料キビは前期より2万㌧多い5万6000㌧を予想している。陸上・海上の安全輸送と無事故・無災害を願っている」と語った。
池間島出身の川上船長は「海上輸送には万全を期し、千葉県の関係企業に届ける」と改めて航海安全に誓いを新たにした。