新校舎落成を祝う/久松中
久松中学校(平良ヒロ子校長)の新校舎落成記念式典・祝賀会(主催・同記念事業実行委員会)が12日、同校の体育館で行われた。長濱政治副市長をはじめ県・市の教育関係者、地域住民、生徒126人らが参加。地球環境に配慮し耐震性に優れた新校舎の完成を盛大に祝うとともに、生徒たちのさらなる文武活動の活躍に期待を込めた。
新校舎起工式は昨年3月に実施され、10月に完成した。鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は1393平方㍍。建築面積は1033平方㍍。普通教室5室、職員室、多目的スペース、休憩室などを設置。木造の香りが漂い、心身ともに癒やされることで高い評価を得ている。総工費約2億4000万円。
式典で、主催者を代表して松原清光委員長は「生徒たちは文武両道で優秀な成績を修めており、地域の方々に夢と感動を与えている。子どもたちの活躍を地域の宝として皆様とともに応援していきたい」と式辞。 平良校長は「子どもたちが生きる21世紀は可能性に満ちている。未来をたくましく切り拓いていける自立した人間になれるよう、さらに地域に信頼され、地域の皆さんの思いに応えられるよう今後とも誠心誠意、学校教育に取り組んでいく」と決意を新たにした。
下地敏彦市長(代読・長濱副市長)は「新校舎で学習する生徒の皆さん一人一人が、大きな夢と高い目標を持ち、毎日の学校生活を楽しく、そして学習に一生懸命に励むことを期待している」と祝辞。次いで宮古教育事務所の儀間裕芳所長、市教育委員会の川満弘志教育長が祝辞を述べた。
生徒会長の友利桃香さんは「新校舎の毎日は、笑顔と希望に満ち溢れ、一人一人が久松中学校の生徒として、この場所で学べることをうれしく、また誇りに思っている」と喜びの言葉を話した。
引き続き祝賀会が開かれた。舞台では、琉舞や歌・三線、エイサーなどが披露され、久松中のさらなる発展を祈念した。同校の池間稔PTA会長らが、行政と参加者らに感謝の意を表した。