福里、根間(宮高)が優勝/上原3位、全九州重量挙げ
競技歴1年で快挙
13日に鹿児島県で開催された第21回全九州高校ウエートリフティング(重量挙げ)競技選抜大会で、宮古高校の福里悠(1年)が女子63㌔級で、根間穂奈美(2年)が同75㌔級でそれぞれ優勝した。また、同69㌔級で上原美奈実(2年)が3位入賞を果たした。3人は15日、同校で会見を開き喜びを報告した。
福里はスナッチ65㌔、ジャーク76㌔のトータル141㌔、根間はスナッチ64㌔、ジャーク46㌔の116㌔といずいれも自己記録を更新して各階級を制覇。上原はスナッチ46㌔、ジャーク56㌔の102㌔だった。
福里は「緊張しないで競技をすることができた。自己ベストを超えることができ、優勝できたことがうれしい。九州1位はうれしいが、今後はもっと上を目指していきたい」と抱負を語った。
根間は「優勝できると思っていなかった。スナッチ、ジャークの各3回の計6回をすべて挙げることができたのが良かった。2週間後に県大会があるので今回より記録がアップするよう頑張りたい」と意気込みを語った。
上原は「練習の時に失敗していたので緊張したが、本番では1本目から成功できて良かった。全6回のうち3回を失敗してしまったので、次は全部成功させ、自己ベストも更新したい」と話した。
ウエートリフティング部監督の渡慶次晃教諭は「福里と根間は6回の試技をほとんど取ることができたことが優勝に大きく貢献した。上原も失敗した3回を成功させていれば2位以上を確保できたと思う。今回の結果で満足せず、大会記録や日本記録を目指して頑張れば1年後には良い結果が出ると思う」と期待した。
川満健校長は「日々、指導を受け頑張ってきた成果。これからも頑張って全国の舞台を経験してほしい」と激励した。
同部は、ウエートリフティング競技経験者で前任校を全国大会に出場させている渡慶次教諭が2011年4月に赴任したことをきっかけに結成された。12年には同部の佐渡山彩奈が全九州大会女子48㌔級で優勝、全国大会で3位入賞を果たしている。今回、優勝と3位入賞した3人の競技歴は1年。
全国大会は、今大会を含めた選考大会での記録により選考される上位10人に出場権が与えられる。2週間後に開催される琉球新報旗争奪高校ウエートリフティング選手権大会が沖縄の最終選考大会となる。