初の120万人台を記録/12年宮古空港年間乗降客数
前年比17万9000人の大幅増/増便と低価格化が要因
市建設部空港課はこのほど、2012年の宮古空港利用状況をまとめた。それによると昨年1年間の空港乗降客数は、前年実績の109万3670人を17万9104人も上回る127万2774人となり、初めて120万人台を記録し、年間過去最高数を更新した。同課では、11年9月からの新規航空会社参入による那覇-宮古便の増便と航空運賃の低価格化が主な要因との考えを示している。
12年の空港乗降客数を月別に見ると、最も多かったのは7月の12万260人。次いで3月の11万7972人、10月の11万3269人、9月の11万2444人、11月の11万1559人。4、6、8月も10万人を超えていて、月間乗降客数が10万人を超えたのは11年では9、10月の2回のみだったのに対し、今年は年の半分以上の8回を記録した。
月間乗降客数が最も少なかったのは、11年では4~6月の7万人台だったが、12年は最少が1月の9万1883人で、9万人を割り込む月はなかった。
乗降客数大幅増の主な要因として空港課では、スカイマークが11年9月から那覇-宮古便に新規参入したことによる便数の増加と、低価格運賃を打ち出した同社に対抗し、既存の航空各社も那覇-宮古便の運賃を同程度に引き下げたことを挙げる。
そのほか、3月と9月には日本トランスオーシャン航空が関西-宮古の直行季節便を就航させたことや、7月には県中学バスケットボール競技大会、11月には県高校駅伝競走大会と県民体育大会秋季大会の6競技が宮古島で開催されたことなどが乗降客数増加に貢献したと考えられる。