ほら貝吹奏し 海の環境保全訴え/沖縄OCEAN
大神島から世界へアピール/国際海岸クリーンキャンペーン
沖縄OCEAN(エド・ハインリック・サンチェス理事長)は「世界の海の日」の8日、大神海運の旅客船「スマヌかりゆす」船上と大神島で、国際海岸クリーンアップPRキャンペーンを実施した。琉球列島の会員登録数の目標は11万1111人。その人数の語呂合わせで午前11時11分11秒にほら貝ホーンを吹奏し、全世界へ向け海の環境保全をアピールした。
この日はニュージーランド、ハワイ、太平洋諸島、カナリア諸島でも同時刻にキャンペーンを展開。ほら貝ホーンを吹いて地球の海は一つを訴えた。
大神島に渡ったサンチェス理事長、宮古出身でマルチタレントの川満聡さんの2人は海岸の御願所で祈願した。
サンチェス理事長は 「私たちの海は一つしかない。地球の海が健康を取り戻すよう、お祈りする」と合掌し、2人でほら貝ホーンの吹奏を奉納した。
この後、最高地の遠見台跡(標高74.5㍍)に登り、全方角に向かってほら貝ホーンの音色を響かせた。住民の中には頂上を見上げ、海の環境保全の活動に賛意を示す人もいた。
参加した宮古島地域コーディネーターの赤崎隆三郎さんは「今後、八重山から奄美諸島までPRキャンペーンが実施される。大神島は最初の出発地。『スマヌかりゆす』の伊佐正船長が積極的に海岸清掃しており、その活動に感銘してサンチェス理事長に会わせることにした」と説明した。
伊佐船長は「これからも海岸を清掃し、きれいな海の環境を守りたい」と語った。
キャンペーンに先立ってサンチェス理事長らは長濱政治副市長を表敬訪問した。
長濱副市長は「素晴らしい活動。これからも協力したい」と前向きな姿勢を示した。