11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2013年1月19日(土)9:00

多良間ピンザで実証試験/琉大

生産情報をネットで提供へ


多良間産ヤギのブランド化支援などを目的とする「ピンザ クラウドシステム」が説明された=16日、多良間村中央公民館

多良間産ヤギのブランド化支援などを目的とする「ピンザ クラウドシステム」が説明された=16日、多良間村中央公民館

 【多良間】ヤギ肉やヤギ乳製品などの生産情報をインターネットで消費者に提供する「ピンザ クラウドシステム」を開発した琉大工学部は、多良間島のヤギを対象に同システムの実証試験をすることになり16日、農家説明会を開いた。説明は、同大学客員研究員の平田哲兵氏が行った。


 ピンザは、ヤギを表す宮古の方言。多良間へのシステム導入は、多良間産ヤギのブランド化支援を大きな目的とする。

 「ピンザデータベース」には①生産者名②与えた餌の種類や量③と畜年月日④肉の格付け情報などを掲載し、肉を安心して買えるようにした。

 「多良間産のヤギは、潮風の中で育つ草を食べるので、風味が良くおいしい」と評判がある。琉大は同システムの活用と並行して、評判の真偽を確かめるため肉の成分分析調査も行う。

 農家向けには生産を助ける情報や、クレームを含め味に関する消費者の声などを届ける。

 多良間村では、子ヤギの下痢が飼育管理の面で課題になっているという。平田研究員は「システムの活用で、餌や飼い方などと病気との関連を把握できる」と撲滅に意欲を見せた。

 ピンザクラウドシステムは、総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度を活用して開発し、実証試験の段階に入った。

 事業説明に先立って下地昌明村長が「畜産農家の皆さんが講話を通して、システムを理解し活用していただけるよう期待している」とあいさつした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!