1番牛65万円の最高価/多良間家畜市場初競り
【多良間】JAおきなわ多良間家畜市場の2013年初競り式典が19日開かれ、大勢の農家や畜産関係者らが今年1年の高値取り引きを祈念した。式典後開かれた初競りの「1番牛」は最高値の65万1000円で落札され、幸先良いスタートを切った。
会場には紅白幕が張られ、威勢の良い乾杯も行われるなど、祝いムードに満ちあふれた。
主催者を代表してあいさつしたJAおきなわの砂川博紀理事長(代読)は「今後とも優良繁殖牛の育成や、高齢牛の更新を促進し、農家所得向上を後押ししたい」と方針を示した。
県農林水産部の知念武部長(代読)は「多良間村では、戦略的拠点産地の認定を受けて、担い手育成も進んでおり今後が期待される」と祝辞を述べた。
続いて下地昌明村長が「購買者の意向に沿ういい牛の生産によって、農家所得が向上するよう行政も取り組む」とバックアップに決意を示した。
式典は、西平幹多良間村議会議長の乾杯の音頭で締めくくった。
初競りでは、下地昌明村長が仲本春一さん所有の「1番牛」を引き連れて登場。どんどん値を上げ、60万円を超えると会場から拍手と歓声が起こった。