29回大会のポスター決定/トライアスロン
高野氏(米在住)のデザイン採用/「躍動感と南国らしさ評価」
4月21日に開催される第29回全日本トライアスロン宮古島大会の公式ポスターに、アメリカ在住の会社員・高野昭氏(50)がデザインした作品を採用することが決定した。宮古島トライアスロン実行委員会は21日、市役所平良庁舎で新しい大会ポスターを披露するとともに、ポスター選考委員会の宮城敏郎委員長が選考結果を報告した。
29回大会公式ポスターデザインは、昨年10月1日から11月30日までの受付期間中に8点の応募があった。選考委員会は同12月21日に開かれ、応募作の中から審査で4点に絞り込まれた作品について、各委員が意見を述べた後、採決を行った結果、高野氏の作品が最優秀賞に決定。優秀賞には小倉千加子氏(47)=神奈川=と、いけのよしこ氏(53)=同=、入選には久場政志氏(26)=うるま市=の作品が選ばれた。
最優秀賞を獲得した高野氏の作品は、スイム、バイク、ランを行う選手の姿をシルエットで表現するとともに、中央に縦書きで記された「海・風・太陽 熱き思い 君を待つ」の大会統一テーマの上下に色鮮やかなブーゲンビリアとハイビスカスを配している。
宮城委員長は最優秀賞選考結果について「質の高い作品が集まり、委員の中でも意見が分かれたが、躍動感あふれるデザインと、ハイビスカスとブーゲンビリアという南国らしさが評価された」と説明した。
大会長を務める下地敏彦市長は「宮古島のトライアスロン大会のポスターは質が高く、アスリートからの評価は高い。今回も非常に良いデザインが選考された。このポスターで29回大会成功に向け、みんなで頑張って大会をPRしたい」と語った。
大会ポスターは2000枚印刷され、3月から市内各所へ掲示される。
最優秀賞を獲得した高野氏には、副賞として那覇-宮古往復航空券などが贈られる。