苗、順調に生育/葉タバコ植え付け開始
2013年産葉タバコの植え付けが、始まった。農家によると、今年の苗は根の張りが良く、葉肉も厚く上々の作柄。収穫は肥培管理を経て3月下旬ごろから始まり、今年は139人の農家で約26億円の販売を目指す。
上野の名加山地区では24日、新里智さんと父行弘さんが、「AP-1」という機械を使い植え付けをしていた。
新里さんは今期の課題に反収増を掲げ、土づくりや育苗など、すべての作業に最善を尽くしてきた。「昨年の葉タバコは、2回の台風の接近の影響で、反収が目標を下回った。今年こそは台風がなく天気にも恵まれ、大豊作の年になってほしい」と願った。
「AP-1」は、植え付けから収穫まで、各栽培ステージの作業に使える万能機。同機械の登場が、農作業を楽にした。行弘さんは「手作業の植え付けは、大変だった」と振り返る。
宮古地区の24年産葉タバの地区全体の耕作面積は586㌶と、前年と比べ15㌶増えた。地区別の耕作面積と耕作者数は平良61㌶(16人)、城辺206㌶(41人)、下地133㌶(31人)、上野117㌶(28人)、伊良部47㌶(14人)、多良間21㌶(9人)となっている。