候補者に10人浮上/多良間村議選
現職5人新人5人 村長選と絡み乱立
【多良間】5月に予定されている任期満了に伴う多良間村議会議員選挙(定数7)は31日までに、10人の立候補予定者の名前が浮上した。現職が5人、新人5人。三つどもえの可能性のある村長選と絡み、やや乱立の様相を見せている。投票日は、5月19日の可能性が高い。
立候補を予定しているのは現職が年齢順に▽豊見城玄淳氏(67、農業)▽嘉手苅光徳氏(62、農業)▽森山実夫氏(61、農業)▽羽地隆憲氏(56、農業)▽本村健次氏(48、農業)。
新人は▽富原安則氏(62、農業)▽渡口直和氏(60、農業)▽豊見山正氏(58、会社代表)▽大見謝正勝氏(55、農業)▽安里三喜男氏(55、農業)。現職の西平幹氏は、勇退する。西筋米吉氏は、出馬するかしないか検討している。
多良間村の選挙では、党派の色分けはなく、日ごろの付き合いや地縁血縁が票の獲得に結び付くという。村議会議員選挙を巡っては現在、懇談会が開かれるなど動きが活発化した。
6月に行われる村長選挙には、現職の下地昌明氏(61)=無所属と、前副村長の伊良皆光夫氏(57)=無所属が出馬を表明。元村長兼浜朝徳陣営でも擁立の動きがある。
10人の立候補予定者のほとんどは村長選挙での支持候補者を決めているが、一部は態度を保留している。予定者の一人は「政策を聞いてから決めたい」と、別の予定者は「支持者の皆さんと相談してから」と話した。
今回の選挙は村長選が三つどもえとなった場合、どの陣営が過半数の4議席以上を獲得するかが焦点となる。村長選挙に3人が立候補した場合は、予定者がさらに増え多数乱立になる可能性がある。
昨年11月3日(衆院選基準日)現在の有権者数は、921人(男性493人、女性428人)となっている。