オリックスが始動/春季宮古島キャンプ
日本一目指し一丸/協力会、セレモニー開き歓迎
プロ野球オリックス・バファローズの2013年春季宮古島キャンプが1日、宮古島市民球場と下地球場でスタートした。選手たちは初日から精力的な練習で汗を流し、今シーズンに懸ける決意をにじませた。森脇浩司監督は「ここ宮古島で練習し、シーズンをしっかりと戦い抜く」と強調し、チーム一丸の姿勢を示した。キャンプ初日の球場では、宮古島オリックス協力会が歓迎セレモニーを開き、オリックスの活躍に期待を込めた。キャンプは1軍中心のA組が22日、B組は来月3日まで行う。
オリックスの宮古島キャンプは21年目。今年は森脇監督を先頭に、「速α(スピード・アルファ)2013」をキャッチフレーズに掲げてキャンプに臨む。新加入の糸井嘉男外野手、八木智哉投手、馬原孝浩投手らを加えた新体制でペナント優勝を目指す。
歓迎セレモニーでは、はじめに地元少年野球チームの子どもたちがオリックス球団の村山良雄本部長や森脇監督、オリックス選手会の坂口智隆会長に花束を贈呈した。オリックスを応援する地元の企業、団体は新鮮な農林水産物を贈り、キャンプの成功と今シーズンの活躍を期待した。
オリックス協力会の長濱政治会長(副市長)は「オリックスの宮古島キャンプは今年で21年目。この温暖な宮古島の地で練習に励んでほしい。森脇監督を先頭にチーム一丸となり、スピーディーかつタフな野球で今シーズンを戦い抜き、リーグ優勝、さらには日本一に輝くことを願っている」と述べ、歓迎と激励を込めた。
東少年ヤンキースの佐渡山大空君は「昨年は優勝できなかったので、今年は宮古島で練習して優勝し、良いビールかけをしてください」と優勝を期待した。
森脇監督は盛大な歓迎セレモニーに感謝した上で、「変化した選手、変化しようとしている選手の心身の躍動を思う存分に楽しんでほしい。ここ宮古島で練習し、シーズンをしっかり戦い抜く」と決意を述べた。
最後は選手、スタッフ、地元関係者の全員で頑張ろう三唱を行い、リーグ優勝と日本一を誓い合った。
セレモニー終了後、選手は早速初日の練習で汗を流した。晴天に恵まれた温暖な気候の中で伸び伸びとトレーニングを行った。
県出身の比嘉幹貴投手は「今キャンプでは、年間を通して試合に出場できるように、けがをしない体づくりと技術力の向上に努めたい」と意欲を示した。