劇「虹をもとめて」を披露/宮古特別支援学校
学習発表会・生産物即売会開く
宮古特別支援学校(平良智枝子校長)で2日、第27回学習発表会・第22回生産物即売会が開かれ、父母や市民らが来場した。舞台発表では、趣向を凝らした劇「虹をもとめて」などが披露され、来場者らは、大きな拍手を送った。新鮮な野菜や観葉植物のコリウスなどの販売コーナーは、列ができるほど大好評だった。
全体のテーマは「宮特の笑顔でつながる友情みんなのきずな」。幼稚部・小学部・中学部・高等部の子どもたち合わせて73人が参加。日頃の学習の成果を紹介した。元気はつらつと発表し来場者らを感動させた。
生産物即売会では、ハクサイ、タマネギ、ジャガイモ、ニンジンなどがずらり。市価より半値以下ということで飛ぶように売れた。 校庭の一角の畑では、ダイコンが生き生きと成長。担当の生徒や教諭らがその場で引き抜き、1人当たり3本で直売した。
子どもたちの手作りで木製品の本立てや長いす、テーブルのほかに、焼き物なども即売された。子どもたちは好調な売れ行きに、うれしそうな表情を見せていた。
生産物即売会の開所式で、平良校長は「地域の方々が即売会の始まりを今か今かと待っている。一人一人が将来の就労についても考えてください」と激励した。
児童生徒会長の漢那和輝君は「日頃の学習の成果を大いにアピールしよう」と意欲を見せた。