おきなわ花・食フェス開幕/奥武山公園
地産地消テーマに3日まで
【那覇支社】県内で生産される新鮮で良質な農林水産物や加工食品を広く県内外にピーアールする「おきなわ花と食のフェスティバル2013」(主催・同推進本部)が2日、那覇市の奥武山総合運動公園で開幕した。地産地消をテーマに「てぃだサンサン食べたらがんじゅう沖縄産!」をキャッチフレーズにして、花き、野菜、果実などの園芸作物や、畜産、水産物などを展示即売し、県民理解と消費拡大、生産振興につなげることを目的にしている。きょう3日までの2日間、会場では、さまざまなイベントが催され、多くの来場者でにぎわう。
同フェスティバルは午前9時半に上原良幸副知事、同推進本部長を務める砂川博紀JAおきなわ理事長、小那覇安優県農業協同組合中央会会長ら関係者のテープカットで幕を開けた。開会式であいさつした砂川理事長は「フェスティバルでは食と健康に関する県民参加型の各種イベントやアトラクションを催す。食文化の創造、再発見を体験してもらいたい」と来場を呼び掛けた。
来賓あいさつした上原副知事は「県産農林水産物や加工品が数多く展示販売され、多彩な調理法の紹介など、新しい魅力を発見する貴重なイベント。多くの県民が来場し新鮮で安全な逸品に触れ、地産地消の機運が広まることに期待する」と述べた。
昨年、同フェスティバルには過去最高の15万8000人が来場。県内最大の農林水産業のイベントとして定着し、宮古からも大勢の人たちが訪れた。
イベントでは県農林漁業賞や「沖縄、ふるさと百選」認定証交付、品評会表彰、フラワーアレンジメント表彰などの式典が催されるほか、県産品を活用した飲食店メニューの試食コーナーや島野菜スイーツ体験教室など151にも及ぶブースや即売場が設営されている。また、会場内の県立武道館では品評会で優秀な成績を収めた果実、野菜などが展示される。