産業・経済
2013年2月7日(木)9:00
糖度14度台に到達/宮糖多良間
操業開始から1カ月
【多良間】宮古製糖多良間工場の2012-13年期サトウキビ製糖操業は5日日で、1カ月となった。原料の平均糖度は14・10度と、初日の13・18度と比べて0・92度伸びた。同工場は「最近は14度台が続いている。天気が良ければ、今後も上昇する」と期待している。トン当たり農家手取り額は2万1440円と基準額の2万1164円を276円上回った。
5日までの原料(サトウキビ)搬入量は、6992㌧となった。原料の糖度区分別構成比は13・1度以下が18%、基準糖度帯(13・2度~14・4度)が44%、14・5度以上が38%。82%が基準以上を占めた。
原料生産は、台風の影響で大不作となった前期の1万4778㌧比べ6700㌧以上多い2万1500㌧の平年作を見込む。
今期のサトウキビは、植え付け当初から適度な降雨に恵まれ、昨年秋口まで豊作型だった。しかし、同年9月末に襲来した台風17号の強い風を受けて、葉にひどい裂傷被害が発生し、品質への影響が懸念されている。