社会・全般
2013年2月7日(木)9:00
強盗が現金奪い逃走/公庫支店で対応訓練
宮古島警察署は6日、沖縄公庫宮古支店で強盗対応訓練を実施した。参加者は署員7人と支店職員12人の計19人。現場では「手を上げろ」「動くな」「金を出せ」と犯人の怒号が飛び交うなど、訓練は実践さながらに行われた。
同訓練は、職員の非常時における役割分担の確認や防犯体制の検証などを目的に実施した。
訓練では拳銃を手にした2人組の男が同支店に侵入し、拳銃で脅して現金を奪い逃走したという設定。
しばらくして、通報を受けた警官が到着し、人相や身長、体格、言葉の特徴などについて聴取。職員らは「沖縄本島の人の訛」などと情報を提供した。
講評で国仲治生活安全課係長は、身長や体格の特徴などはしっかり把握していると評価。強盗侵入の緊急時には「知らせる」「待たせる」「覚える」「追いかける」を励行するよう促した。
国仲係長によると、県内の金融機関における強盗事件は、過去10年で10件発生した。件数は02年4件、04、05、07、08年にそれぞれ1件、09年2件となっている。