特支高等部が初優勝/県駅伝競走大会
区間賞3つ、全員活躍
第21回県特別支援学校駅伝競走大会が8日、沖縄市で開かれ、宮古特別支援学校高等部が53分29秒で初優勝した。7区間のうち3区間で区間賞を獲得したほか3人が区間2位、一人が区間6位ながらも自己新をマークするなど全選手が活躍した。同日夕、帰島した選手たちは「みんなの力で優勝できて本当にうれしい」と喜びの報告を行った。中学部は7位だった。
大会には高等部20チーム、中学部12チームが参加。県総合運動公園を発着点に高等部は7区間(13・5㌔)、中学部は5区間(8・9㌔)で健脚を競った。
高等部はスタートの久貝勇気が区間賞の走りでトップに立つと、2区の漢那和輝、3区の西村亜依里がそれぞれ区間賞の走りで後続を引き離した。
4区の狩俣雄人が区間2位でつなぐと、5区の比良麻里子は自己新をマーク、6区の砂川良太は区間2位、アンカーの大濱拓巳も区間2位の走りで優勝のテープを切った。
前回優勝の沖縄高等特別支援学校に後半追い込まれたが、わずか1秒差で逃げ切った。
中等部は7位だったが5区を走った宮城聖也が区間2位となった。
選手たちが到着した宮古空港には「優勝おめでとう」「夢をかなえてありがとう」と書かれた横断幕を手にした大勢の関係者が出迎えた。
平良智枝子校長は「子どもたちの熱い思いと毎日の練習が初優勝につながった。目標を持って頑張ることの大切さも学んだ。この優勝を機に、学校生活も一段と頑張ってもらいたい」と話した。
キャプテンで優勝のゴールテープを切った大濱君は「優勝カップを初めて宮古に持ち帰ることができた。最後まで応援してくれてありがとう」と感謝した。