景観美化活動に汗/リュウノヒゲなど3300本植栽
「土壌保全の日」をアピール
県宮古農林水産振興センターと宮古島市は2日、下地洲鎌のほ場で「土壌保全の日」活動を実施した。両機関の職員ほか一般農家ら140人が参加し、リュウノヒゲとアキノワスレグサ3300本をほ場内に植栽。土壌保全をアピールした。
毎年6月の第1水曜日に土壌保全に関するイベントを実施している。関係機関や農家の意識高揚が狙い。
植栽作業には行政機関のほかJA、製糖工場、森林組合、土地改良区など関係する団体と農家が参加した。
開始セレモニーで農林水産振興センターの砂川正幸所長は「土壌は持続的に作物を生産するための重要な生産基盤の一つであり、農家の貴重な財産。一方で海域への土壌流出が水産業、観光業へ悪影響を及ぼしており、土壌保全に対する取り組みの強化が求められている」と述べ、イベントをきっかけに土壌保全の意識が高まることを期待した。
洲鎌地区県営土地改良事業推進協議会役員の上地栄長さんがスローガンを読み上げ①グリーンベルトで土壌流出防止を図ろう②緑肥栽培と有機物の投入により地力増進を図ろう-と宣言した。
この後、参加者全員で植栽作業を開始。ほ場の脇にリュウノヒゲとアキノワスレグサそれぞれ1650本ずつを植え付け、土壌保全および景観美化の活動に汗を流した。