憧れの選手と練習/オリックスが野球教室
プロ野球オリックス・バファローズの選手が指導する少年野球教室が10日、宮古島市民球場で行われた。12チームから250人の球児が参加し、坂口智隆、T-岡田、駿太外野手ら憧れのプロ野球選手から野球の基本を教わった。子どもたちは、時折お手本として披露されるプロの技に感動。パワーとテクニックを目の当たりにしながらプロ野球選手との貴重な時間を過ごした。
開会式で宮古青年会議所の富山忠彦専務理事は「きょうは子どもたちにとって待ちに待った貴重な時間」とオリックスの選手に感謝。その上で「この教室を通して新しいことに気付き、いろいろな発見を持ち帰って日々の練習で生かしてください」と子どもたちに呼び掛けた。
上野オリオンズの大嶺里王主将は「教えてもらうことを試合で生かしたい。ぼくたちも日本一を目指して頑張るので、オリックスも優勝して、来年も宮古に帰ってきてください」と話した。
教室では、坂口、T-岡田、駿太選手のほか、安達了一、平野恵一、バルディリス、ロッティーノ、県出身の比嘉幹貴選手らが守備と打撃の基本を指導した。
キャッチボールではボールの正しい握り方を指導し、守備練習では捕球する際の姿勢、打撃練習ではボールから目を離さないための基本的な動作を確認した。プロの選手がお手本でトスバッティングを披露すると子どもたちは大喜び。「すごい!」と目を輝かせていた。
駿太選手は打撃について、「ホームランとか大きな当たりを打ちたくて顔が上がってしまうことがあるが、これは良くない。最後までボールをしっかり見るように」と助言した。
閉会式では宮崎祐樹選手が「きょう教えてもらったことを生かして、将来はプロ野球選手になってほしい」と激励を込めた。
少年野球チームの鏡原の伊佐龍之介君(5年)は「プロの選手の教え方はすごかった。打つときの体勢とか詳しく教えてもらった」と感激の様子。下地の川平裕太君(5年)は「ゴロを捕る姿勢とかとても勉強になった。日々の練習や試合で生かしたい」と感想を話していた。