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社会・全般
オリックスキャンプ便り⑧ 石嶺 和彦打撃コーチ(52)
古里で始動「良い環境」
20年ぶりにオリックスのユニフォームに袖を通した。そして自身が「古里」と呼ぶ宮古島で春季キャンプがスタート。「何と言っても暖かい環境が良い。選手は良いところで練習に取り組んでいるよ」と話す。
両親が宮古島市下地出身の石嶺。本人は那覇市の出身だが、宮古への思い入れは強い。「ここは古里のようなもの。親せきもみんな方言だしね」と笑った。
1970年代後半、高校野球界に旋風を巻き起こした豊見城高校の主軸打者。甲子園でも活躍した。78年にドラフト2位で当時の阪急に入団すると類いまれな打撃センスを発揮して長打を量産。90年にはパ・リーグの打点王に輝いた。通算の本塁打は269本。
引退後は打撃コーチとして中日、横浜で指導力を発揮し、打撃の理論と技術を選手に浸透させた。
今季のオリックスについては糸井や平野といった野手陣の新加入が相乗効果を生むと期待する。「刺激になるし、常に周りを意識しながら練習ができる」と言う。「目指すところは優勝しかない。最後の最後まで緊張感を持って争うことが大切」と話し、表情を引き締めた。20年ぶりのオリックスで、頂点を狙う。
石嶺 和彦(いしみね・かずひこ) 1961年1月10日生まれ。那覇市出身。豊見城高-阪急。93年までオリックスでプレー。90年のパ・リーグ打点王。96年に引退し2004年から打撃コーチに就任。中日-横浜-オリックス。