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社会・全般
オリックスキャンプ便り⑨ 金子 千尋投手(29)
開幕投手へ、視界良好
2010年パ・リーグ最多勝右腕が静かな闘志を燃やしている。今キャンプには「まずはけがをしないことが第一」と話し、体のケアに万全を期して臨む。狙うのは開幕投手と勝ち星の量産、そしてチームの優勝だ。エースとして、自覚と責任をかみ締めている。
伸びのある直球と縦に曲がるカーブが持ち味。年から4年連続で2桁勝利を挙げたが、昨シーズンはけがの影響で9試合の登板に終わり、成績も4勝3敗と振るわなかった。
その分、今シーズンに懸ける思いは強い。「(けがをすると)投げたくても投げられない。投げることができれば何とかなる。けがをしないことを一番に考えている」と話した。
第2クールではフリー打撃に登板。「シーズンの良い状態の時と比べると半分ぐらい」としながらもエースに焦りはない。「これから実戦も増えてバッターとの感覚も自然とつかめてくる」と話し、順調な調整ぶりに自信を示した。
開幕戦投手について「投げなければならない立場にあると思う」とこだわりを見せる。「投げる気持ちはある」と力を込めた。
金子 千尋(かねこ・ちひろ) 1983年11月8日生まれ。新潟県出身。長野商高-トヨタ自動車-オリックス。2004年ドラフトの自由獲得枠で入団した。08年から4年連続で2桁勝利。10年には77勝を挙げてパ・リーグ最多勝を獲得。180㌢、77㌔。右投げ左打ち。背番号は19。