伊良部男子が準優勝/県高校総体バレー
美ら島総体の出場権獲得
【那覇支局】県高校総合体育大会は1日、各種競技の白熱した試合を展開。このうちバレーボール競技は那覇市民体育館で、5月31日に引き続き男女決勝リーグの続きを行った。男子は4強入りした3校が1勝2敗で並ぶ混戦となったが、伊良部は得失セット率で浦添、美里工業を抑え2位に浮上。見事、準優勝し、7月開催の「美ら島沖縄総体」への出場権を獲得し、地元宮古島市開催に花を添えることができた。優勝は3戦全勝の西原。
31日に行われた決勝リーグ第1試合で美里工業に1-2で1敗した伊良部は第2試合で好敵手西原と対戦。0-2で西原に敗れて2敗目を喫し、あわや敗退かと思われたが、浦添対美里工業戦で浦添が2-0で美里を下したため、伊良部に好機がめぐってきた。
第3戦で伊良部は浦添を相手に、持ち味のコンビネーションバレーを展開。仲宗根、下里の2枚ブロックで相手のアタックを寄せ付けず、久高のスパイク、フェイントなどで得点を重ねた。第1セットを25-14で先取した伊良部は、第2セットも好調さを崩さず、25-15のストレートで下し勝利した。
浦添は、その後の西原戦でストレート負けしたため、男子決勝リーグは西原が3戦全勝を挙げて優勝。残り3チームは1勝2敗で並ぶ結果となったが、伊良部は得失セット率で2校を上回り2位となった。
試合後、城間亮監督は「最後の浦添戦はやりたいことが十分に発揮できた。前日の美里工業戦の油断を引きずって西原に敗退し、流されるところだった。流れを持っているところが高校スポーツの怖いところだ」と話した。
また川満洋平主将は「浦添との試合では前日の油断する気持ちを切り替えて自分たちのプレーをすることができた。全国総体でも、その気持ちを忘れずに頑張りたい」と抱負を述べた。
女子優勝は西原、準優勝はコザ。