二つの国家資格を取得/平良勇樹君(宮工3年)が快挙
宮古工業高校(多良間勉校長)電気情報科3年の平良勇樹君がネットワーク技術者の工事担任者試験DD3種と電気工事士1種の二つの国家資格試験に合格した。平良君は14日、同校で会見を開き、資格取得の喜びを語った。
ネットワーク技術者の工事担任者試験とはネットワーク接続技術者であることを証明する唯一の国家資格で、データ回線などの端末設備の接続、監督を行うもの。DD3種はインターネットや光ファイバーの工事やパソコンの端末接続などを行うことができる。
電気工事士はビルや工場、住宅などの電気工事を行うための資格で、2種は600ボルト以下の設備、1種はそれプラス最大500㌔㍗未満の工事に従事できる。
平良君は2年生までに危険物取扱乙種4類と電気工事士2種を取得。情報関係の分野に興味があったことからネットワーク技術者の工事担任者試験DD3種、昨年、実技で不合格となった電気工事士1種にチャレンジし見事、合格した。
関西にある電気・情報関係企業への就職が決まっている平良君。「取った資格を生かして仕事をしていきたい。今後は電気主任技術者の資格も取りたい」と抱負を示した。
担任の辻貴史教諭は「試験合格のために努力を惜しまない子。結果は努力の成果だと思う」と語った。