子牛1頭44万円の高値/2月肉用牛競り
雌40万円台、全体押し上げ
JAおきなわ宮古家畜市場の2013年2月の肉用牛競り市が19日、開かれた。子牛1頭平均価格は、前月より5865円高い44万1831円と高値水準。雌が40万円台と高く、全体の成績を押し上げた。
子牛相場が高値を維持していることに関し、購買者の一人は「宮崎県で発生した口蹄疫や、東日本大震災、安愚楽牧場の破綻などの影響で、全国的に子牛が不足している」と要因を示した。高値の一番の理由には、計画交配によって質量兼備の系統に改良され、市場評価が高まったことが挙げられている。
JAおきなわ宮古地区畜産振興センター畜産部のまとめによると、子牛は493頭上場され、全頭競り落とされた。
総販売額は、2億1782万円と2億円の大台を超える大商い。総販売体重が12万7780㌔で、1頭平均体重は259㌔。平均キロ単価は1705円だった。
性別の1頭当たり価格は、去勢が前月比4154高の46万8671円。雌は40万1159円(同比1万4307円高)と大きく上げた。1頭当たり最高価格は、去勢子牛の62万1600円、最低は雌の26万1450円となった。
成牛を含む取り引き成立頭数は525頭。総販売額は2億2368万円となった。