05/04
2025
Sun
旧暦:4月7日 仏滅 癸 
政治・行政
2013年2月21日(木)9:00

不法投棄 ごみ今年度で撤去作業完了

2年間で6323㌧を処理/違反者は氏名公表へ
3280万円もの税金投じる


撤去可能な不法投棄ごみは今年度中に撤去が完了することを報告する下地市長(右)と国仲清正福祉保健部長(中央)、上地秀光環境保全課長=20日、市長室

撤去可能な不法投棄ごみは今年度中に撤去が完了することを報告する下地市長(右)と国仲清正福祉保健部長(中央)、上地秀光環境保全課長=20日、市長室

 下地敏彦市長は20日、市長室で会見を開き、2011年度から取り組んできた不法投棄ごみの撤去作業について、一部、作業困難な場所を除き、今年度で完了すると発表した。総撤去量は6323・3㌧で、撤去に要する予算は2年間で3280万円に及ぶ。下地市長は「今後、不法投棄は絶対に許さないという姿勢で臨みたい」として、不法投棄者は氏名を公表していく考えを示した。


 宮古島市にある不法投棄ごみは、2010年度の「廃棄物不法投棄防止ネットワーク会議」の調べで32カ所に合計7873・3㌧あることが確認されていた。

 市はそのうち7カ所、270・6㌧を11年度に280万円を掛けて撤去した。12年度は一括交付金を活用し撤去費用として3000万円を計上し、これまでに16カ所で計1803・7㌧を処理。残り9カ所、5799・0㌧のうち、今月26日までには3カ所、2104㌧、3月末までには4カ所、2145・0㌧の撤去を予定している。

 予定通り作業が終了しても2カ所、1550・0㌧が残る結果となるが、いずれも城辺保良の海沿いにある崖下にあり、現場に降りていくことができず撤去作業が行えないことから、そのまま残されることとなった。

 会見で、撤去可能な不法投棄ごみは今年度中ですべて撤去作業が完了することを報告した下地市長は「短期間で処理ができ良かった。わざわざ不法投棄をしなくても市ではごみの回収をしっかりと行っている。決められた日にごみ出しをして、環境モデル都市にふさわしいきれいで住み良い環境にしてほしい」と市民にごみ捨てのルールを守るよう呼び掛けた。その上で、「これだけきれいにしたのだから、今後、不法投棄をする人が出た場合には氏名などを公表するとともにその人の責任で撤去を行わせる。業者が不法投棄を行った場合には指名停止とするなど厳格な対処をするなど、不法投棄は絶対に許さないという姿勢で臨みたい」との考えを示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!