11人合格の快挙/宮総実
国家免許の一級小型船舶操縦士
一級小型船舶操縦士第一種教習所が設置されている宮古総合実業高校(下地盛雄校長)でこのほど、海洋科学科の3年生11人が国家免許試験の同操縦士に合格し、このうち2人は同試験の潜水士にも合格した。20日、同校で報告会があり、下地校長らは「1度に11人の合格者が出たのは、宮総実校前身の翔南高校以来の快挙」と喜んでいる。
同操縦士免許試験に合格したのは、海技コースの大浜拓磨君、勝連拓海君、仲間朝紀君、西村晃一朗君、根間拓哉君、宮平飛翔君、機関コースの下地率貴君、根間玄一朗君、土木コースの上原海人君、羽地飛龍君、本村南海君。羽地君と本村君は潜水士免許試験にも合格した。
同操縦士は、20㌧未満の船を操縦する免許で、海域は国内をはじめ無制限とされている。
下地校長は「将来は、若い力で宮古の水産業を引っ張ってほしい。潜水士の資格では、インストラクターもできる。今後も海洋科学科の目標の一つとして、国家免許資格を取らせたい」と述べた。
沖縄水産高校専攻科に進学予定の勝連君は「先生方の優しい指導で合格できた。今後も海技士の資格を取り、海運業の発展に役立ちたい」と抱負を語った。
本村君は「短い期間の勉強で、合格できてうれしい。将来は資格を生かした海の仕事をしたい」と決意を新たにした。