宮國椋丞が初登板/プロ野球オープン戦
地元ファンの前で力投
【那覇支社】プロ野球の2013オープン戦巨人対広島戦で先発登板した宮國椋丞投手(両親が宮古出身)は23日、試合終了後、記者会見に臨んだ。
宮國投手は「ゼロに抑えることができたが、思った通りのピッチングではなかった。コントロールとか制球、投球バランスが悪かった」と述べ、「今日のテーマはゼロに抑えることだけを考えていた。目標は達成できたが納得のいくピッチングができなかったので、自己評価は40点か50点の出来」と述べた。
また「2年連続のオープン戦開幕投手として緊張はしたが、地元で出させてもらえたのが非常に嬉しかった」と述べた。
応援スタンドで息子の勇姿を見守っていた父、透さんは「落ち着いて投げていたと思う。下半身も去年よりどっしりしていて球に威力が出てきたなと感じた。今年はけがなく一年間をやり通せる体力を付けてほしい。無事に一年を通せば2桁もいけると思う」と話した。
また母、優子さんは「キャンプ期間中は、練習に専念できるように家にも呼ばないし宿泊先にも訪ねていない。けがをしないで、本人が言うように開幕1軍目指して頑張ってほしい」と述べた。
宮國を指導した上原忠糸満高野球部監督は「ストレートがすごく速くなっていて、去年よりもピッチャーとして数段ランクアップしている。落ち着いて堂々とした風格も出てきて、たくましさを感じた。今年は急がず地にしっかり足を付けてじっくりやってほしい」とコメントした。
沖縄セルラースタジアム那覇には糸満高野球部員61人もスタンドから応援。宮古からも親戚ら約30人も応援に駆け付けたほか、在沖上区郷友会から約70人が宮國のオープン戦初登板を応援した。