熱いぜ、宮古の高校生/13組が演奏やダンス
「マティダライブ5」盛況
高校生による音楽とダンスのイベント「マティダライブ5」(主催・市教育委員会、運営・同ライブ実行委員会)が24日、マティダ市民劇場で開かれた。3高校からバンドやダンスグループ、書道パフォーマンスの計13組が出演。個性豊かに舞台で躍動し、訪れた観客を楽しませた。
オープニングは出演者全員が舞台に勢ぞろいし、モンパチの「夢叶う」を歌い上げ。歌詞の「明日には夢叶う夢叶う」に青春の思いを込めた。気の合う仲間と練習を積んだギター演奏やダンス、書道パフォーマンスを披露。高校生ならではの感性で舞台を彩ると、会場も一緒になって盛り上げた。
オープニングを飾った「ブラッド・ハウンド」は宮高1年生女子4人組バンド。結成して7カ月足らずだが、パワフルな演奏と歌で観客の目を引き付けた。
ギターボーカルの亀川ななせさんは「とても緊張したけど、観客ののりや素晴らしい音響や照明を力にすることができた」と笑顔。ドラムの仲間佑妃乃さんは「これからも練習に励み、学園祭や宮古祭りに出演したい」と抱負を話した。
同劇場の職員らが、プロのライブコンサートと同じ音響や照明を使い、質の高いステージを提供。激しい音楽や歌に合わせた演出で、高校生たちの熱い思いを引き出していた。
このライブは、地元の高校生に発表の場を提供し、活動の支援と育成を図る同劇場の自主文化事業。高校生で構成する実行委員会が運営し、進行役や場面転換、器材の出し入れなどを務め創造する喜びや達成感、連帯感も育んだ。