「戦争ない平和な島を」/愛す宮古ピースアクション
集会、アピール行進で訴え
米軍や自衛隊基地のない平和で平穏な宮古島を市民に訴える「愛す宮古市民ピースアクション」(主催・同実行委員会)が24日、市中央公民館野外広場で行われた。会場には主催者発表で約150人の市民や労働組合員らが参加し、平和のリレートークやコンサートなどで不戦と平和を訴えた。また、同公民館から市役所までのコースで「平和アピール行進」も行われた。
平和アピール行進では、防衛省の「下地島空港調査費予算要求」や「航空自衛隊のF15戦闘機常駐」などの動きに危機感を募らせ、宮古島の軍事化、自衛隊基地化に反対するシュプレヒコールが行われた。
野外広場で行われたイベントでは、手作り物品販売▽地元ミュージシャン・アーティストによるコンサート▽リレートーク▽併設パネル展「辺野古・普天間・下地島」-などが行われた。
リレートークでは、辺野古や与那国で米軍基地移設や自衛隊配備に反対する住民らが現状や取り組みを報告しながら、それぞれの地域が連帯して平和な島づくり取り組むことを確認し合った。
与那国島で自衛隊誘致撤回に向けた活動を展開している与那国島の明るい未来を願うイソバの会の稲川宏二共同代表は「戦争は世界最大のビジネス。戦争イベントが私たちの地域で行われてはいけない。粘り強く活動を展開していこう」と訴えた。
そのほか、同ピースアクション参加者一同によるアピールとして「今こそ、私たちは島の平和な暮らしと子どもたちの命を守るために、戦争だけは決して起こさないという声を上げよう。『沈黙は承認のしるし』ということわざがある。黙っていたら基地に賛成となる。みんなで平和な暮らしを訴えよう」とする内容が呼び掛けられた。