6月16日に投開票/多良間村長選
三つどもえの公算大/議員選は5月19日
【多良間】任期満了に伴う多良間村議会議員選挙(定数7)は5月14日に告示、同19日に投開票。同村長選挙は6月11日告示、同19日に投開票されることになった。同村選挙管理委員会(豊見城正一委員長)が28日、同日程を決定した。
村長選挙は、元村長兼浜朝徳氏陣営からの擁立がほぼ確実になり現職下地昌明氏(61)と、前副村長伊良皆光夫氏(57)による三つどもえの公算が大きくなった。兼浜陣営の幹部は本紙の取材に「必ず出す。候補者人選は、サトウキビ収穫後の4月に行う」と話した。
村議選は、村長選のどの陣営が過半数の4議席以上を獲得するかが焦点となる。現在は現職5人、新人5人の計10人の名前が浮上している。三つどもえとの絡みで、今後さらに予定候補者が増える可能性がある。
村議選に立候補を予定しているのは現職が年齢順に▽豊見城玄淳氏(67、農業)▽嘉手苅光徳氏(62、農業)▽森山実夫氏(61、農業)▽羽地隆憲氏(56、農業)▽本村健次氏(48、農業)。
新人は▽富原安則氏(62、農業)▽渡口直和氏(60、農業)▽豊見山正氏(58、会社代表)▽大見謝正勝氏(55、農業)▽安里三喜男氏(55、農業)。現職の西平幹氏と、西筋米吉氏は勇退する。
多良間村の選挙では、党派の色分けはなく、日ごろの付き合いや地縁血縁が票の獲得に結び付くという。村議会議員選挙を巡っては現在、懇談会が開かれるなど動きが活発化した。
28日現在の有権者数は、917人(男性494人、女性423人)となっている。