一般会計補正予算など可決/2012年度
総務、経工、文社委員会/宮古島市議会
開会中の宮古島市議会3月定例会(平良隆議長)は5日、常任委員会を開き付託された議案の審議と2012年度一般会計、特別会計補正予算などの先議案件の採決を行い、いずれも全会一致で原案通り可決した。
総務財政委員会(嘉手納学委員長)では、一般会計補正予算、(仮称)宮古島市ごみ焼却施設等建設工事請負契約及び市民連携型太陽光発電整備事業にかかる太陽光発電設置工事請負契約金額を1億9950万円を1億8327万7500円に変更する「議決内容の一部変更」の討論と採決が行われ、いずれも全会一致で原案通り可決した。
表決に先立つ審議では2013年度再生可能エネルギー運営事業特別会計予算について質問が集中した。
市が来間島で進めている市民連携型太陽光発電整備事業の地元来間島へのメリットなどの質問が出た。
エコアイランド推進課の大金修一課長は、この来間島の事業はエネルギーの地産地消、再生可能エネルギー活用によるCO2削減など、エコアイランド宮古島の中でのモデル地域となる。さらに現在、年間2000~3000人が再生可能エネルギー施設の視察に宮古島を訪れていることを挙げ、説明施設などの建設により、視察や観光につながるため、その波及効果は大きい。
また、市民と連携することにより高齢化が進む同島で、各戸が初期投資負担なく太陽光パネルを設置できるなどをメリットとして挙げた。
新城元吉議員らの質問に答えた。
そのほか、文教社会委員会(佐久本洋介委員長)は生涯学習部と教育部管轄の一般会計補正予算案や新年度予算案などを審査し、補正予算案については採決し可決した。
経済工務委員会(嵩原弘委員長)も上下水道部管轄の予算議案と条例議案などの審査を行ったほか、採決では、一般会計補正予算案や農漁業集落排水事業などの特別会計予算案を可決した。