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産業・経済
2013年3月7日(木)9:00

台湾に「塩の専門店」開店/パラダイスプラン初の海外進出

 パラダイスプラン(本社宮古島市、西里長治代表)は2日、台湾の新光三越台北南西店内に「塩の専門店塩屋(まーすやー)」を開店した。初の海外進出で、沖縄の塩をはじめとする約100品目の塩を取り扱い、全品試食ができる。西里代表は「塩を選ぶ楽しさを提供することで沖縄、日本の塩ブランドの価値を高めたい」と意欲を示している。


 県内には4店舗があり、昨年5月には東京ソラマチ店に出店するなど、積極的な出店戦略を展開している。

 台湾に開店した店舗では、塩と素材を配合した塩屋オリジナルの「スープ塩」「ごはんの塩」「サラダの塩」のほか、沖縄の素材を使った「島とうがらし塩」「ゴーヤー塩」などもそろえた。「雪塩ソフトクリーム」などの塩スイーツや塩ボディケア商品も取り扱っている。

 同社によると、開店当日には地元台湾人や日本からの観光客が訪れ「塩をこんなに多く扱っている店は初めて見た」「今度行く沖縄旅行では那覇にある塩屋にも足を運びたい」などと好評だったという。

 同日はテープカットなどで開店を祝うセレモニーが行われ、あいさつした西里代表は「日本国内ではお客さまからある程度の支持を得るまでになっているが、海外のマーケットはまだ未知数。今回の台北三越への出店を機に、台湾におけるマーケットの開拓に努力していきたい」と抱負を語った。

 西里代表はまた、今後3年以内に台北市内に3店舗以上を開店させる構想を発表した。

 塩屋台北三越店は、宮古島の雪塩を製造販売するパラダイスプランと、台湾の食品会社の合弁企業が運営する。


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