宮古陸上競技クラブ設立
日本代表選手育成へ/小学生を強化、底辺拡大
宮古島市陸上競技協会(美里泰雄会長)はこのほど、陸上競技の底辺拡大を図ろうと宮古陸上競技クラブを設立した。小学生を対象に合同練習を開催したり、県内外の大会に積極的に派遣し強化する。将来は県、日本代表として通用できる選手の育成を目指す。1日から同クラブへの入会希望者の募集を開始した。
市陸協が入会呼び掛け
これまでにも小学生が県や全国大会などに出場する場合、「宮古クラブ」として市陸協が派遣・支援していた。今回の設立で、資金面の捻出(ねんしゅつ)や指導者を置くなど、従来より支援を強化させ競技力を向上させる。
競技力の向上ばかりではなく学習との両立も図り、さらには規律や規範などの精神面の育成、チームの団結心を養い青少年の健全育成に寄与することも狙いにしている。
市陸協と宮古長距離同好会が連携を図りながら、市陸協強化部を中心に①定期的(週2回程度)の合同練習②県内外の大会への派遣③県内外の強化合宿への参加-などを展開。将来的には宮古、県、日本代表として通用する選手の育成を目指す。
市陸協の美里会長と本村邦彦理事長、伊志嶺秀行強化部長の3人が1日、宮古毎日新聞社を訪れ、クラブ設立の報告と入会を呼び掛けた。
クラブ設立については、保護者たちからも「小学生のころから陸上に興味を持たせたいが指導者が少ない」との要望があったという。
美里会長は「宮古島には優秀な子がたくさんいる。きちんとした指導者をつけて、子どもたちの潜在能力を引き出していきたい」と設立の意義を強調した。全小学校にも入会を呼び掛ける文書を各校長あてに送付した。
同クラブへの入会申し込みと問い合わせは、本村理事長、伊志嶺強化部長まで。(電話72・3185、宮古工業高校)