市議選挙費に2656万円計上/新年度一般会計予算案
常任委が付託議案を審査
宮古島市議会の常任3委員会が11日、市役所平良庁舎で開かれ、付託議案の審査を行った。総務財政委員会(嘉手納学委員長)では総務、企画部、選挙管理委員会、消防本部などが管轄する新年度一般会計予算歳出の審査を実施。今回は新年度に選挙が行われる参議院議員選挙費として1998万円、市議会議員選挙費としては2656万円が計上されていることなどを市当局が説明した。
新年度一般会計予算案では選挙費の中で、今年7月28日に任期満了を迎える参議院議員の選挙費として1998万9000円を計上。財源は国県支出金が充当され、市からの持ち出しはない。11月12日で任期満了となる宮古島市議会議員の選挙費は2656万2000円を計上。財源はすべて市の一般財源から支出される。
投開票日について選挙管理委員会の伊良部平師事務局長は、参院選は7月中が見込まれること、市議会議員選は10月27日投開票が行われることを説明した。新年度には宮古土地改良区と伊良部土地改良区の総代選挙も実施される。
経済工務委員会(嵩原弘委員長)では農林水産部管轄の一般会計予算案と条例改正や議決議案4件などを審査。上野資源リサイクルセンター指定管理者の指定について議決を求める議案に関連し、施設や機械の修繕が必要となった場合の対応として、農林水産部むらづくり課の担当職員は「指定管理移行後は、台風によるものなどを除き、センターの利益で修繕してもらう方向で調整している」と説明した。指定管理者として市は「S&Kみやこ島」(市平良字東仲宗根、狩俣政吉代表)を提案している。指定期間は5年間。
文教社会委員会(佐久本洋介委員長)は、福祉保健部管轄の条例一部改正に関する7件と福祉施設の指定管理指定などに関する8件の計議案15案を審査した。
各委員会はきょう12日、付託議案の採決を行う。